*ご依頼いただいた作品です*

夕暮れ時のティータイム。
気品ある紅茶の香りがあなたの鼻孔をくすぐる。
目の前にはまるでお人形さんのような少女。
少女は真っ直ぐにこちらを見つめ、ほんのりと微笑んだ。
「さぁ、召し上がれ?」
あなたはそっとティーカップを手に取った。

その時、嫌に紅く染まる空をあなたはきっと、思い出す。