2022.7.25完成

ちょっと痛い絵です。pixivの文章をそのまま引っ張って参りました。描き手、血がとても苦手ですので、鮮血の色ではなく、控えめな暗い色の流血色となります。このページが吹っ飛んだら多分運営様に流血表現に関してご指摘を頂いたということかと存じます。お察しくださいませ。( 'ω' )ゞ

コンセプト

「最後くらい笑ってくれよ、じゃなきゃ、青い空の向こうで、

 お前の笑顔を思い出せないじゃないか ————。」


敵将を討った想い人はそう言いました。

彼の最後に瞳が映したのは、雫を流した想い人の顔。血塗れの重い左手で右耳を撫で、右頬を撫で、

「戦争なんて、始めた時点でどちらも負けなんだよ。だからお前は、勝ってくれ。
 俺のために。この戦いで死んだやつらのために、生きてくれ。」

そういって、彼は目を瞑りました。
静かに、穏やかに、呼吸を世界に還して。

若狼は遠く遠く吠えました。

出会ったあの日を、

体を重ね眠ったあの日を、

口づけの吐息を忘れぬよう、

思いが雲を突き斬り、届くように。


私の創作漫画、「異形の者たちへ祝福を https://www.alphapolis.co.jp/manga/333061359/519526651 」より。ヴェスタたちの時代より遥か昔、
魔族同士の戦争のあった時代。
愛し合った青狼の青年たちの物語です。

彼らの子孫が、いつか登場する予定です。
その前に昔話が一向に進みません。お待ちください(土下座)