クリエイターにリクエストしたい方はこちら
リクエスト数あるリクエストの中から本リクエストを閲覧いただきありがとうございます。
今回は自キャラの一枚絵を依頼したいと思いリクエストさせていただきました。
サイズ:960×960以上
背景:星空
キャラクター:AI画像添付
服装:和装
ポーズ:キセルを加えている。
外見:白い髪に赤い瞳、色の薄いサングラス。白髪は後ろの方で束ねている。
【以下本人がプロフィールとして記載したもの】
龍樹(たつき)
小説家をしている飄々とした男。赤い目を隠すために少し色の入ったサングラスをかけている。アルビノ。
一人称は小生。二人称は君。いつも和装を好んで着ている。
小説の内容は救いのないものが多いが稀にハッピーエンドを書くこともある。
イメージCV:杉田智和様
イメソン:
詩書きとコーヒー/ヨルシカ
「小生に興味がおありかね?」
小生の名前は――はて、なんだったか。龍樹(たつき)だった時もあれば、浅葱(あさぎ)だった時も、葦乃(あしの)だった時もある。飛燕(ひえん)、尊(みこと)……親につけられたはずの名を忘れるなど諸君らはあってはならない。
まあ小生のことは好きに呼んでもらうとして、だ。
これから少し長話をしなければならない。何やらぷろふぃーるなるものに載せる文章を書けと担当がいきなり言って来てな。なんのぷろふぃーるなのやら。
小生は小説を書いている。小説だけではなくドラマの脚本、舞台の脚本、最近は手広くなんでも請け負っている。手広くしすぎて休みがないが、書くことには苦を感じたことがない。
趣味は小説執筆と花と猫を愛でることだ。花はいいぞ、季節によっていろんな花が育ち、葉をつけ、花を咲かす。猫は黒猫で名前は白燐(はくりん)と言う。……。今妙なネーミングセンスだと思っただろう。黒猫であっても清く正しく生きて欲しいという小生の親心だ。
家族構成は小生一人。……父母はいないのかって? 父母はいない。嬰児の小生をしがない小説家の家の前に捨てていった。そう考えると父と呼べる人物はいた。売れない小説家だった。いつも机に向かって文章を書いていた。小生が文章を書いているのも、彼の影響が少なからずある。
ああ、冒頭を少し訂正しておこう。本当の名前はないんだ。父と呼ばれる人物も小生に名前をつけなかった。おい、とかお前とかね。おおよそ名前とは呼べないだろう? だから小説を書き賞に応募する際、初めて自分の名前をもらったんだ、小生は。確かその時の名前が龍樹だったか。
学校なんてものは通ってない。言葉を覚えて、男が買った本に囲まれた生活。本だけが小生の世界だった。海も、山も、街も、みたことがなかった。全て物語の中で想像するしかない。だから本物を見た時はとても感動したよ。
一般常識も薄かったから、最初は店に並んだ食べ物を食べてしまったりしてね。いや、お金を払うなんて常識だと思うだろう? 小生はそもそもお金を見たことがなかった。
そんな過去を持つ小生だが、特に苦労はしていない。今の出版社の担当A氏に出会ってから、彼に全て教えてもらった。あれは何か。これは何をするものなのか。あそこはどんな場所なのか。とにかく聞いた。担当A氏は呆れ笑いをしながら全て答えてくれた。彼には感謝している。感謝しているからこそ、こんなよくわからない依頼を受けている。
さて、こんな男の過去を聞いても面白くもなんともないと思う。小生の小説の話をしよう。読み飛ばしてもらっても構わない。
『赤き街』
黄昏時になると夕日によって赤く染まる街で、赤く染まる街と共に街の人が一人ずつ死んでいく。そんな街に派遣された一人の若き警察官の物語。ジャンルはミステリーと見せかけたホラー。
『転がる指輪』
つけた人を殺すという呪われた指輪を身につけた者たちの短編連作の物語。
『白き乙女』
白髪に灰色の瞳を持つ乙女と、『私』の恋物語。小生はこれを純愛とよんでいるが担当Aはそれを言うといつも「は?」みたいな顔で小生を見てくる。
恋愛ごとには全く興味がないわけではないが、小生が恋愛などできるわけがないことも知っている。それを求めてやってくると拍子抜けしてしまうかもしれない。
さて、これくらいでいいだろうか。
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