*完成版*
「君と僕の物語」

ふと目を閉じると 思い浮かぶ君
優しさに触れた瞬間 涙が零れ落ちる

素直になれない 強がりな僕
触れられた手が温かく 現実を思い知る

近付けば近付く程 遠くなっていく
曖昧な距離のまま 手を伸ばした
僕の想いを胸に秘めたまま
すり抜けていく水のように掴めない 悲しい物語

欲しかった言葉 君がくれたんだ
どうして君は簡単に 手を差し伸べてくれる

君に会いたい 口に出来ない
届かない想いが そう 胸を締め付けていく

時間が経てば経つ程に 好きになっていく
叶うわけがないと知りながら
君の隣を歩いてみたかった
永遠に叶うことない 届かない悲しい物語

触れ合うのは簡単なのに
もう戻れない この距離
君に届かなくていい
さよならは まだ したくない

近付けば近付く程 遠くなっていく
曖昧な距離のまま 手を伸ばした
僕の想いを胸に秘めたまま
すり抜けていく水のように掴めない 悲しい物語


*ビフォー*
優しさに触れて私は君のことを好きになった
誰にもみせられなかった弱さ 涙 悲しみ
優しく包みこんでくれて
恋に落ちるのは時間の問題

想いを秘めたまま 私は君のことを思う
届くといいな 届かないかな
君に会いたい
たった一言 口にすら出来なくて

優しい君は 何処までも私を困らせるね
どんな関係になったとしても
諦めるなんて出来やしないのに

距離は0センチに見えるけど
近くて遠い存在
手を伸ばせば届きそうなのに

そっと触れられた手が温かくて
愛情が足りない私には ひどく悲しい現実を思い知る

どうして 私が欲しい言葉を君が
どうして 私が欲しかったものを君が
最も簡単に手を差し伸べてくれるのだろう

素直になれない私
強がりな私
弱虫で泣き虫な私

ただ愛して欲しかった
ただ君の隣を歩いていたかった

もう遅い
もう戻れない
戻りたい
戻りたくない

さよならはまだしないよ
君に届かなくて良いから
さよならなんてしないで
置いていかないで

欲しかったものや言葉をくれた君
最も簡単に差し伸べてくれるのだろう

本当は君からじゃないと 心で呟いた