*完成版*

「キャンバス」

真っ白なキャンバス
君はどんな色で描くのだろう
大人になる頃にはキャンバスはどんな色になってる

暗い世界からこんにちは
まだ見ぬ声が聴こえる

柔らかな肌 か弱い身体
今日からよろしくね

真っ白なキャンバス
君はどんな色で 描くのだろう
大人になる頃にはキャンバスは どんな色になってる

出口が見えないひとりの夜
責める声が響いてる

聞きたくないよ 誰か助けて
全て終わらせたい

真っ黒なキャンバス
どんな色持っても 塗れないまま
一筋の光すら見えないまま 暗くもがいている

手を差し伸べてくれていたら
振り払わないでいてくれたら
今頃何かが違っていたのかな
だれにもわからないまま

真っ暗なキャンバス
たった一つだけ 描けたんだ
君の小さな手で握りしめた とても綺麗な色

真っ白なキャンバス
君はどんな色で 描くのだろう
大人になる頃にはキャンバスは どんな色になってる



*ビフォー*

壊れてしまいそうな身体
小さな手 小さな足


この先つまづいてしまったとしても
私は見守ってるよ
辛い事があったとしても
そっと抱きしめるよ


目を開けてみるとぼんやりキラキラした世界

ああ、この声は誰かな
ああ、この匂いは誰かな
僕を呼ぶ声がする

ここはとても暖かい
ここはとても楽しい