表題の通りファンタジーな世界観のバトル物の小説をお願いしたく、リクエストします。
物語の舞台となるのは、一部の人間に「紋章」と呼ばれる不思議な力を宿す紋が現れる世界のとある王国となります。
紋章を宿した者は貴族となって王国に手厚く遇される一方、例え親が貴族であっても、自身の身体に紋章を宿さなかった場合、平民に落とされてしまうなど、紋章が重視される社会になっています。
そんな王国の中にある、とある伯爵家領に奴隷たちが拳一つで戦うコロッセオがあります。
ここで戦うことになる二人の人物を主人公にお話を書いていただきたいです。
・コロッセオ
奴隷の拳闘士同士を戦わせて賭けを行う施設。
平民から貴族にまで人気があり、伯爵家領を潤す大事な財源でもある。
武器は使用禁止で、互いの肉体のみで戦うというシンプルなルールで、禁じ手も特にないため危険で、拳闘の末に亡くなる拳闘士も少なくない。
勝者には僅かばかりの報奨金が出るほか、試合で十連勝すると自分とその家族の奴隷身分からの解放が約束されており、拳闘士たちはそれを目当てに戦っている。
しかし、九連勝した拳闘士は最後に、伯爵家が有する最強の刺客を打ち負かさねばならず、更に刺客と戦うことになる最後の十戦目はどちらかが死ぬまで決着しない特別ルールとなっており、現在までに十戦目を勝ち抜いた奴隷はいない。
・主人公1
二十代半ばほどの男性。
奴隷であるため、当然紋章は持たない。
身内や仲間思いで頼りがいのある親分肌で、一本芯の通った男気ある性格。
そんな性格から頼られたり慕われることも多く、その戦いぶりから平民や貴族の中にもファンがいるほどで、「奴隷の英雄」と呼ばれている。
現在のコロッセオにおいて最強の拳闘士であり、現在九連勝中で、十戦目に挑む資格を得た。
十歳の頃から拳闘士としてコロッセオで戦っており、長く闘ってきた拳闘士としての経験、天性の身体能力と弛まぬ鍛錬により、規格外の強さを身に付けた。
両親ともに奴隷のため生まれながらの奴隷だが、両親は既に他界している。
三人の弟妹がおり、彼らを養い、奴隷から解放するために戦っているが、三人の内、一番上の弟は自分と同じ拳闘士となったが初めての試合で重傷を負い治療中、真ん中の妹と末の弟は見目麗しいことから娼婦と男娼として売られる話が来ており、自分はともかく弟妹達の身分解放に関しては急がなければならないと焦っており、九回目の勝利から間を開けずに十戦目に挑むことになった。
・主人公2
二十代半ばほどの男性。
伯爵家の嫡男で現在のコロッセオの刺客だが、その座を引き継いだばかりで実際に十戦目を戦うのはこれが初めて。
伯爵家の嫡男自らが刺客を務めることは通常あり得ないが、彼自身が領内で最強の武人であり、命を懸けた戦いを望んで自ら志願した。
通常1つしか発現しないはずの紋章を5つも持っている規格外の存在。
持ってる紋章は、殺した相手の力を奪い自らのものとする「略奪の紋章」、人間離れした膂力を発揮する「力の紋章」、人間離れした速さで移動できる「疾風の紋章」、負った怪我に対する自己治癒能力が高くなる「治癒の紋章」、身体を岩のように固くできる「硬化の紋章」の5つ。
元々宿していた紋章は「略奪の紋章」のみで、他の4つは元々の所有者を殺害して略奪の紋章の効果により奪ったもの。
紋章を宿してはいないものの、コロッセオ最強の拳闘士に戦って勝って殺害することで更に力を手に入れられると目論んで十戦目の刺客に志願した経緯がある。
自分が最強となり、いずれは王国の支配者になることを野望としており、圧倒的な強さとカリスマ性を持つことから慕う者も多い。
それだけの野望を掲げるのは、王国の武力低下による弱体化を憂いているからであり、力を付けてきている近隣の国に戦争により国を攻め落とされることを懸念している。
それぞれ出自も性格も全く違う二人の主人公が、それぞれの大切なものや信念のためにコロッセオで戦うところを書いてもらいたいです。
コロッセオのルールの通り、最後はどちらかの死による決着をお願いしたく、そのようなシーンを書くことに嫌悪感のない方にお願いしたいと思います。
実際にお願いすることになりましたら、キャラクターの名前やより詳細な設定等、お送りしたいと思いますが、ご不明点などありましたらメッセージを頂けましたらお答えします。
世界観はざっとしか決めていないので、作者様のご意見やご意向もある程度反映してもらって大丈夫です。
文字数は一万字程度でお願いしたいと思っていますが、もっと多くor少なくなどありましたら、提案時に頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。