ある日突然、自分たち以外のすべての人間が消えてしまった。
そんな子供たちが共同生活をする話を書いてくださる方を募集します。
継続して依頼できる方が希望で、次回からはホラー要素が多く入ってくるかと思います。
詳しいプロットは採用決定時にメッセージから送らせていただきます
提案の際には文章の雰囲気などがわかるサンプルを貼っていただけると助かります。
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人鳥 まふる(ひととり)
自分の可愛さに自覚を持っている。一人称は「ぼく」。四人の中で一番背が低い。
裏S区の名家である人鳥家の末っ子で、青いニット帽の黒髪ボブ。白と黒のツートンカラーのパーカーと黒いズボン、黒い靴をいつも履いているのでなんとなく見た目はペンギンっぽい。
顔立ちも体格も女性的だが性別は男、いわゆる「男の娘」。
可愛さに自覚があるといってもまふる自身は自分の可愛さをマスコット方面だと思っているので、スカートのような真っ当に可愛いものを着させられると羞恥心で借りてきた猫のようになる。
気に入らないことがあればわがままでどうにかなると思っているタイプ。
心の傷は自身の性別。
まふるの性自認は男でも女でもなく、男らしく、あるいは女らしくと求められることに激しいストレスを感じる(スカート穿かされそうになるとかそのくらいだと何もないが、叱られるような感じだとストレストリガーになる)。
一番の地雷は自身の性矛盾について馬鹿にされること。
人鳥の家では「陰陽が狂っている」として忌み嫌われ、実の兄に睾丸を蹴られ去勢される虐待を受けた。そのため性機能はない。
施設内ではわがまま三昧だった。
そのため他の三人からは基本的に嫌われている。
レスバはめちゃくちゃ弱い。ちょっとびっくりするくらい弱いしすぐべそかく。
セリフサンプル:
「むふー。ねえねえ、ぼくめっちゃかわいくなーい?」
「いや、その……あの……ぼくのかわいさはほら、マスコットとしてのかわいさだから…スカートとかそういうのは、ほら…解釈違いっていうか……ひぃっ!? う、ううっ、そんな怒ることないじゃんかぁ…履くよ、履けばいいんでしょ……」
「……ちがう! ちがうっ、ちがうちがう! ぼくは…ぼくは、そんなんじゃないっ!ぼくは、ぼくなのっ、男の子とか女の子とかじゃなくて、ぼくは……!」
悠 千春(はるか・ちはる)
やや荒っぽい性格の少年。親譲りの茶髪。サッカーが好きと子供らしいが、意外にも頭の回転が早い頭脳派タイプでもある。
アルコール中毒の父親を母が殺害、その後目の前で自殺された過去がある。「周りを顧みずわがままを言う」人間に嫌悪感を覚えるようになっており、まふるのことを毛嫌いしている。
セリフサンプル:
「…どうなってんだよコレ。マジで俺たち四人で生きていかなきゃならねえのか?」
「お前らも考えは一緒だろ? 子供だけで暮らしていくのはきついだろうけど…それでも。“クソみたいな大人と暮らすよりはマシだ”。施設の連中はいい奴ばかりだったけど、あんなの上澄みだ」
「いい加減にしろよオカマ野郎。お前の言う事聞いてくれる奴なんざ、もう此処には一人もいねえんだからな」
柊綾音(ひいらぎ・あやね)
黒髪の少女。クールビューティ。
だが人をからかったり弄ったりするのが好きで、食えないやつと認識されている。
千春とは施設に入った頃からよくつるむ仲で、ブレインでありリーダーでもある彼の右腕的ポジションが板についている。
出産してすぐ公衆便所に放置されていたところを施設の院長に拾われた。そのため施設外の人間に対しては諦念と猜疑心がある。
まふるのことは嫌っているというより見下している。
セリフサンプル:
「千春はやっぱり素直じゃないよね。本当は誰より私たちのこと、好きなくせに」
「この“裏S区”はやっぱりおかしいよ。でも、おかしいからこそ探索してみる価値があると思う」
「みんな、別にあなたのこと怖がってなんかないよ。ただ、哀れだなあって思ってるだけ」
八代昏葉(やしろ・くれは)
片目が隠れている黒髪の少年。物静かなダウナー系で、四人の中では一番冷静に行動できる人材。
父親が強盗殺人で一家四人を殺め死刑判決を受けて服役しており、そのせいで迫害され、育児に疲れた母親によって裏S区の院へと預けられた。
まふるのことは嫌いだが、職員失踪後のいざこざの中で彼の事情を知り、その後は彼に懐かれるようになる。惚れられたと言ったほうがいいかもしれない。
セリフサンプル:
「……まあ、焦っても仕方ないでしょ。落ち着いていこ、こんな時だからこそ」
「からかうのはやめてほしいな。僕はどっかの誰かさんと違って、普通に心も男だからね」