illust てぃぽてと様
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※以下、転載、盗用厳禁
2000文字で作成

<入れたい要素>
・魔法や魔物アリ、定番ファンタジー系の世界観
・バディ、微百合
・主人公の成長物語
・前後編のうちの前編
・負傷表現可(死は不可)

【世界観】
・魔法中心に産業や生活が成り立っている世界

・舞台となる大陸の中心には、あらゆる属性の魔法が交わり栄える大都市(王都)が存在し、王都を守るように火、水、雷、風、土を司る5つの街が取り囲み、点在
※王都から各街はかなり離れている

・街には各属性を学ぶ魔法学校があり、王都にはより高度な魔法を学ぶ賢者学校がある

【起】
・主人公は火の街から来た少女
(16歳、根は真面目だがドジな面があり失敗が多い)

・賢者学校になんとか合格したばかり

・最初の試験で最下位になり、元から無かった自信を更に喪失
※賢者学校に入れた時点で魔法使いとしては優秀

【承】
・賢者学校の1年生は、夏になると3年生の先輩とパートナーを組み、学園長(高名な魔法使い)から直接下された試練を2人で果たすという慣例がある
※試練は、難攻不落の霊峰を登って珍しい宝石を取得したり、強い魔物を倒すものなど危険な内容。
 試練中に大怪我をする者もいるが、試練に成功しないと進級できない

・「試練は2人の力だけで達成しなければならず、他者の助けを借りてはならない」という掟あり
※試練中、宿泊場所、飲食物、金銭の支援を受けてはならない

・「どんな先輩と組むのかな~」と呑気にしていた主人公のパートナーとして発表されたのは、下級生ならば誰もが憧れる、才色兼備な3年生の先輩(クールな見た目、女性、18歳くらい)だった
(名前だけは冒頭から登場する)

・「水を司る街の先、人間は誰も近寄らない谷に巣食う翼竜を倒すこと」という試練を与えられ、主人公と先輩の旅が始まる

・成績優秀で魔法の腕も立ち、見た目も綺麗な先輩を見て目を輝かせる主人公だが「用もないのに私を見るな」とあしらわれる

・「翼竜、倒せますかね」と聞いても「わからない」と言われるが、主人公は「先輩がいるから大丈夫かな」と楽観的。

・先輩に冷たい印象を持った主人公は「成績最下位の私のことなんか嫌いなんだ」と考える

・とはいえ無言が耐えられない主人公は「私が生まれた火の街は…」「家族は…」「私が賢者学校に入った理由は…」など、自分のことを勝手に語る。先輩は否定も肯定もせず黙って聞いている


【転】
・旅の中盤。水を司る街の近くに宿泊
※掟に従い、野宿

・「水の街か…」と街の灯かりを遠巻きに見て複雑そうな表情を見せる先輩。

・主人公が「先輩は水魔法を使うのでしたね。ご出身ですか」と聞くと「ああ……」と、肯定はするもののあまり多くを語りたがらない

・目的地の谷に到着。翼竜以外の魔物も討伐(一掃)していく

・ようやく翼竜にたどり着くも、苦戦
※ここまで戦闘のメインは先輩であり、主人公はほぼ何も出来ない。先輩もやや余裕のない表情を見せる

・最後の一撃が苦し紛れだったため、先輩が岩の下敷きになり下半身に大怪我、身動き出来ない状態に

・焦る主人公。しかし火属性魔法しか使えず、岩を破壊するには相性が悪い
※そもそも主人公の魔力が低い

・先輩は諦めた表情で「賢者学校の試練とはこういうもの」「別に私は生に執着しない」「私のことは放っておいて学校に戻って『パートナーは死亡したが試練は果たした』と報告しろ。及第点は得られる」と淡々と語る

・「嫌です!」と駄々をこねるように言う主人公に先輩は「いきなさい」と、鬼気迫る表情で言う
※この時、先輩は主人公のことを初めて名前で呼ぶ

・主人公、涙目で「私は馬鹿ですが、このまま帰れる程馬鹿じゃないです!」と叫ぶ

・先輩は少し黙って「…では、死なない程度に自分に回復魔法を掛け続ける。が、戦いで既にほぼ尽きた魔力がいつまで持つか分からない」「マシな魔法使いになって助けに来い」と言う。
※死ぬことこそないものの痛みは続き、辛い状態を強いることになる

【結】
・主人公は「先輩がいてくれるなら勝てる」と他人任せで甘えた考えを持っていた自分と、これまでの根拠のない楽観的な考えを心から恥じる

・主人公は泣きながら谷を出て、一刻も早く強くなり先輩を助けに行くことを誓う

・前編終了

<ポイント>
・先輩は厳しく冷たいが、主人公を貶すようなことは言わない
・天才型だとされる先輩だが、実は相当な努力を続けてきた