illust RUSSi様
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※転載、盗用厳禁
2000字で作成

≪要素≫
・SF、戦闘
・主人公とライバル
・読み手を騙す展開あり

【世界観】
・荒廃した世界。二つの軍事大国が戦争中
・主要な武器は銃火器、魔法は存在しない
・戦闘のために身体を改造された人間(アンドロイド未満人間以上)が存在し、視力や腕力、脚力が強化されている。改造には相当な費用がかかるため、数えられるほどしか存在しない
※見た目は生身の人間と変わらない

【登場国】
ウェス合州国:
自由経済によって発展した科学力と共に、軍事力も発展

イース連邦:
国富の多くを軍事費に費やしている。独裁、監視国家
軍等の公的組織の幹部は党にコネのある者や政治力の強い者が独占

【主要キャラ】
主人公
・ウェス所属兵士。改造済。女性、22歳
・命令に忠実、従順な性格で、命令を淡々とこなす
・金髪碧眼、背が高く、表情を変えず、クール
・改造技術を研究している博士の恋人

ライバル
・イース所属兵士。改造済。女性、15歳
・残酷で、笑いながら敵を撃ったり、手足を撃って敵が苦しむ様子を見て楽しんだり、死体を嬲って楽しむ
・銀髪、赤眼、幼い見た目。高笑い癖
・幼少期、親に捨てられ街を彷徨っていたが、他者に向ける殺意の強さを見込まれ軍に拾われる
・戦闘能力の高さと残酷さを見込まれ身体改造を受けた
・出生のコンプレックスの裏返しでお嬢様風の格好をしている

※見た目が金髪碧眼vs銀髪赤眼と対になっている

【起】
・季節は冬。主人公がいつものように戦場へ(改造済みの者は基本的に単独行動)
・ウェス側(主人公側)に甚大な被害を受けている地点があるため、救援に向かえとの指令が入る
・救援先でライバルと邂逅。初めて顔を合わせる
・2人の戦いは互角。お互い改造済であることを悟る
・双方の軍に退却命令が出たこともあり退却、決着つかず

【承】
・主人公は博士に「イース側に改造済がいるのを見つけました」と報告
・博士は「敵側も技術が追い付いてきたか」と一言
・夜、2人は恋人同士として過ごす
・「お前は昔から仕事に従順だな」「私は博士に従順なだけです」などと会話
・翌日、ライバルという改造済が現れたことで、主人公の任務は「ヒロインの抹殺」となる

【転】
・再度戦場
・ヒロインは人質を殺したり、拷問を見ながら楽しそうに食事をする人物であるという情報が主人公の元にも入っている
・戦場でヒロインと再会。少し会話
・「あんたら、私が生まれた街にまで攻めて来やがって」「そういえば私を捨てた親もこのへんにいるみたいだなあ。あいつら死んでなかったら、後で私が殺してあげないと」と言うライバル
・戦闘自体は相変わらず互角で、決着がつかない
・ライバルは「お前と戦うの飽きた。殺せないし。バーイ♪」と言って去っていく

【結】
・数日後。戦場となったものの、住民の避難も完了していない街の、とある家にて
・玄関前で張っていた主人公が、家の中から出てきたライバルの背後を取ることに成功
・ライバルが、かつて自分を捨てた両親の家をつきとめて、家の中で両親を射殺した後、外に出てきた。そこで背後を取った
・ライバルは「ああ、負けた。もう弾ないし」と意外と潔く諦める

※このあたりから雰囲気が変わる
・主人公がライバルに「あなた、私と似てると思わない?」と、普段の丁寧な口調とは違う馴れ馴れしい言い方で聞く。ライバルは怪訝そうに「…いいや」と回答。
・主人公が更に「このまま2人で中立国に逃げれば友達として生きられるかも」と言うと「そういうタイプかい、あんた。萎えた。早く撃って」と言う
・主人公は「このまま死んでいいの?」と銃口を更に頭に押し込み「私にとって大事なのは、どう生きるか、じゃなくてどう死ぬか。この死に方は…まあまあ悪くない感じ」と眼を閉じて呟く。
・沈黙の後、ライバルを射殺。

・雪の上で遺体となったライバルに「可愛い」と言うと、今までどんな時も浮かべなかった笑顔を見せる
・「君は素直に殺しが出来て羨ましいな。私は『従順な私』っていう役を演じないとこの立場になれなかったよ」
・「私も、強くなって、どうでもいい命を葬り続けたいと思って、あの博士に近付いた。さすがに、好きでもないのに好きな振りをするのは大変だった」
・「君とは仲良くなりたかったな。でも、君は、なんだか…死にたがってる感じだったなあ」と笑顔で独白し、遺体を抱え上げ、どこかに向かっていく
END