illust ふみ様
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※転載、盗用厳禁
約2000文字で作成

【入れたい要素】
・男女関係
・現代日本舞台
・不思議な雰囲気。怖い感じも出したい
・最後まで謎は解けない
・ヒロインに不思議な魅力

「ダイカノ」
【起】
・主人公は23歳社会人、男性、独り暮らし
・年上(25歳)の彼女がいるが、喧嘩が多い
・主人公は優しい(甘い)ところがあり、別れを切り出すことは出来ず、ずるずると交際が継続
・この日も何度目か分からない喧嘩をし、帰宅

【承】
・スマホに触れネット画面を開くと「ダイリカノジョ」という怪しい広告ページが表示される
・「恋人と喧嘩した時や会えない時、違う女の子と会って話をしてみたくなりませんか。そんな理想を叶えます」と誘惑するように書かれている
・その内容に全く興味が無い…という訳でも無かった主人公はページを下にスクロールしていくと、突如「登録ありがとうございました」と表示される
・登録解除方法を探すも、画面が消え、履歴を辿っても同じページが表示されない
・騙された!と思い不貞寝

・次の日の朝、インターホンが鳴る
・主人公が玄関のドアを開けると、見知らぬ女の子がおり、当たり前のように部屋の中に入ってくる
・昨晩登録してしまったサービスだと察する
・「間違えて登録しただけだから帰って欲しい」と言いかけるが、女の子(ダイカノ)の見た目と言動が主人公の好みであり、つい黙ってしまう

・ダイカノはそんな主人公に「その顔…さっき起きたばかりでしょ?」「また部屋散らかしてるー」など、まるで主人公の部屋に何度も来たかのよう。
・ダイカノの言動はサービスのはずだが、演技としては完璧で、主人公はつい話を合わせてしまい、本当の恋人同士のような雰囲気がすぐに流れる
・「材料買ってきたから、料理作ってあげる」と言ってキッチン前に立ち、主人公の好物を作りはじめる

※ダイカノは、彼女とは対になるような要素で魅力を持っている

彼女:
・茶髪
・長身
・主人公が弱音を言うと「情けない」と言うタイプ(彼女自身も弱音を吐かない)
・デートの行き先はどこでもよく主人公任せ(拘りがないのでどこでもそれなりに楽しめる)
・普段からオフィスルックな服装でいる

ダイカノ
・黒髪
・小柄
・年下(20歳とのこと)だが甘えさせてくれる
・デートの行き先を一緒に考えてくれる
・フリフリした可愛い系統の、主人公好みの服を着ている

※彼女も悪人ではないが、主人公とは合わない部分が明確にある
※ダイカノは、主人公にとって絵に描いたような理想的な見た目と性格をしている。彼女と比べることで余計にダイカノの魅力が際立ってしまう

【転】
・彼女と喧嘩した時だけ、ダイカノから連絡が来て、会いに来る生活が始まる
・彼女と仲直りすると、何故か同時にダイカノからの連絡が途絶えるが、彼女と喧嘩すると再度ダイカノから連絡がくる

・主人公としては正直なところ、ダイカノと話すのは楽しいが、不信感が消えない
・「他の人はどんな感じで利用してるんだろう」「ネットで口コミとか出ないかな」と検索をかけると画面が消え「同意頂いた規約の通り、当サービスの他言や詮索は厳禁です。警告は一度きりとなります」とメッセージが来て恐怖する
※登録したホームページは広告として表示されただけで、検索しても出てこない

・常に笑顔を向け、主人公をひたすら肯定してくれるダイカノに、主人公はどんどん惹かれていく
・最初は彼女と喧嘩すると「また怒ってる。面倒だな」「どうやって仲直りすべきか」と思っていたが、次第に「これでダイカノに会える」と考えるようになる

【結】
・彼女と会ったり、ダイカノと会ったりする歪な生活が続く中、「『代行』なのだから、彼女と別れたらダイカノもいなくなってしまうのだろう」と独自解釈していく
・ダイカノと話すことで、彼女が自分に対して怒りたくなる理由等、今まで気付けなかった彼女の本心に気付くこともある
・主人公は既に、女性としての魅力と関心はダイカノに移っている
・ダイカノに「サービスとして俺に会いに来てるんだよね?」「他の人の場所にも行くの?」等、気になることがたくさんあるが言えない
・ラスト。彼女と久しぶりに会うと、主人公も彼女も、互いが恋人同士であることを忘れているかのように、興味が無さそうな態度をとりあう

<補足>
※彼女も同じサービス(ダイカレ)を利用していた。だから何度も喧嘩をしかけていた
※それどころか世間のカップルが広く利用している