illust RUSSi様
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約1500文字で作成

【入れたい要素】
・ディストピア風味、暗めの雰囲気
・ほんのりファンタジー要素、ほんのりSF要素
・序盤の前提が覆る展開
・後味悪め(続編に繋がる展開でも可)
・主人公は学者や研究者の立場にしたい
・主要キャラの設定も少し考えて
・主要キャラは男女だが恋愛要素無し


【キャラ】
主人公
・女性、25歳、歴史学者
・友人(男性)とは幼馴染で腐れ縁だが仲が良いわけではない
・進路を決める際、歴史学か魔法学どちらかに進むか迷ったが「奴(友人)と同じ道に進むのは嫌だ」と思い歴史学の分野を選んだ
※このような悪態を直接言い合える関係
・博識で学者としては優秀だが、率直に意見を述べるため口が悪いと思われることも多く、対人能力は高いとはいえない
・部屋が絶望的に散らかっているなど、生活力は無い

友人
・男性、25歳、魔法学者
※魔法学者とは、魔法を自在に操る者ではなく、魔法を実現に向け研究開発を行う立場の人間のこと
・主人公に対して からかうようなことを言うが、それは主人公に 発破をかけるためでもある
 また、言い過ぎると主人公が怒るため言葉は選んでいる

・2人の関係は時折会えばそれなりに会話は弾むが、長時間会話し続けると喧嘩が始まりかねず、それを互いに分かっているため、長時間一緒にいることはない
※互いに研究肌なので、互いの専門分野に興味はある


【起】
・かつて、この世界には「魔法」が存在したといわれている
・その魔法とは、例えば自在に火を起こすことができ、天候さえ操ることも出来た……というものらしい
・そんな魔法を使用していた古の人類のことを、作中の人物達は「古代人」と呼んでおり、研究の対象となっている
・過去に、魔法を用い合った大きな戦争があったようで、古代人の多くは滅び、ひいては当時の魔法を知る者や操れる者は、今は誰もいない
・また、古代は現代とは比べ物にならない程多くの人口を誇っていたようだ、と推定されている
※明確な記録が無く、これまでの研究による仮説にすぎない


【承】
・このような世界で主人公と友人は歴史と魔法の各分野の研究機関(国の研究機関)に所属し、日夜研究を行っている
※縦社会であり、研究機関同士の連携は取れていない
・長い時間を経て、人類は本当に魔法を編み出した
・それは、人の指先から灯火を発生させる程度のものだが、0が1になった大きな一歩である
※友人個人が実現に大きな貢献をするわけではないが、一助になっている
・主人公も喜ぶと同時に「歴史学系の我々も成果を出さねば」と思う


【転】
・数カ月時間が経過
・古代人のことが示された、歴史的な記録媒体が発見された
・その媒体は難解な言語で記録されていたが、読み解いていくと、今の人類が「魔法」と呼んでいたものは、当時は「科学」と呼ばれていたことが分かった
 例えば、好きな時に火を起こせる物はライター、離れた場所にいる人間と会話が出来るというものは電話やメール、メッセージ(機能)と呼ばれているものだった
・その科学力はやがて兵器となり、大規模な戦争を生み、古代人の多くは死亡したことが分かる


【結】
・この大発見に対して、歴史学者達の多くは喜んでいる
・しかし、主人公は
「おそらく、この『科学』なるものと同じように、最近発明された魔法も将来的に兵器になりうる」
「今、本当に魔法を得てしまった人類は、再び道を歩むかもしれない」
と考え、自分達人類は再び誤った道に進み始めてしまったのではないかと思う
※自分の分野のことしか考えない学者が多い中、友人と会話していた主人公はこのような発想が浮かんだ

・同時に
「この危険性を魔法学者達に言っても、自分達の研究を進めることに熱心な彼らは聞く耳を持たないだろう」
「しかも部外者の私が言ったところで妨害行為としか思われないだろう」
と考える
・主人公、背筋に寒いものを感じながら、浮かんだ私見をいち早く伝えるべく友人のもとへ走り出し、END