詩、二篇

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『コロナ時代の危機』

危機の時こそ、普通の日常を大切にすべき。賢い庶民の知恵。平凡な生活の中の孤独な戦い。それこそ人間の真の戦い。私たちの戦場は遠いウイグルやチベットにあるわけではない。愛する隣人とお互いに励まし勇気づけること。困難な時だけが人間精神を錬磨する。やがて訪れる勝利の日。全て穏やかな毎日。



『罪と白昼夢』

近代の申し子である 建築と原水爆 
この近代的なビルディングの上から 人々を見下ろし 一人一人の行き交う人たちの中に 僕は罪を認める 
力と快楽の源泉であり 神への裏切りの証である 罪を発見する 
僕は自分を錯覚する 神も錯覚するのであろうか 
建築の高さは 僕を空の上にある 神の国に近づけ 僕は罪を認める者になる 

八月の太陽は かりそめの視座をいる僕を 熱と光で嘲笑う 
ここは南国のビーチではない 神の玉座に僕はいない
遥か彼方 熱によって歪んだあたりに 僕たちを支配する侵略者の基地がある

罪は人々を殺すであろうか 
魂に罪の苦しみは宿れども 罪そのものは 肉体を抹殺する権能は与えられていない 
戦争と暴力は歴史の反復 支配される者と支配する者の関係性の反復 
人々の中の苦しみ そして原水爆の罪 
人間によって作られた あれらにも罪はあるのだろうか 

飛び立つ金属 金属は罪を宿さない 
世界にはconspiracy
凶鳥は微笑む 罪のもたらした原水爆を腹に抱えて 
真夏の白昼夢 人々は真昼にも夢を見る 
僕は現実感を失ってしまう
現実が自分で作り上げたか あるいは仕組まれた物語であるかのようで 

夜 人々は 優しい冷ややかさと共にいる 
昼のもたらした罪は 冷静な夜のひと時に ふと脳裏の片隅に現実感をもたらす 
夜の想像力は現実? あるいは現実からの逃避? 
凶鳥も巣に帰ったであろうか 
僕僕は神から許された一杯の美酒を口にする 
あるいは寝る前の夜の短いひとときに 一編の罪の迷いを書けるだろうか 
罪を握りしめた人間の 神へのささやかな反抗を 悪ふざけではない詩の形で
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あまり急いだいませんので的確にお願いします。
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